日本でも放送され大ヒットしたテレビドラマ『大草原の小さな家』。そのリブート版の制作がついに始動したことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

日本でも放送され大ヒットしたテレビドラマ『大草原の小さな家』。そのリブート版の制作がついに始動したことが明らかになった。(フロントロウ編集部)
 本国アメリカでは1974年〜1982年までNBCで全9シーズンが放送され、日本でもNHKで長期に渡って放送されたドラマ『大草原の小さな家』。

 作家ローラ・インガルス・ワイルダーの半自叙伝的小説シリーズを原作とした同作は、19世紀末の開拓時代を舞台に、ミネソタ州の森林地帯に暮らすインガルス一家の日々を描いたファミリードラマ。おてんばだけど心優しい主人公ローラと、真面目で優しい父さん、いつも家族を温かく見守り、支えている母さんや、ローラの愛らしいきょうだいたちが、貧しくとも家族の愛と絆でさまざまな困難を乗り越えていく人間愛の尊さが描かれた。

 世界中で世代を越えて愛される同作のリブート版の制作に米パラマウント・テレビジョン・スタジオが着手していると米Entertainment Weeklyが伝えた。

 世界30カ国以上で放送された『大草原の小さな家』は、2005年に米ABCでミニシリーズが製作されたほか、2008年〜2010年にかけてミュージカルが公演。日本では、2019年4月から、35mmフィルムから4K変換したリマスター素材をもとに、脚本の翻訳から吹替キャストまで、すべてを刷新したリマスター版が放送されている。

■過去には企画が頓挫 満を持して前進

  ハリウッドで名作ドラマや映画のリメイクがブームとなるなか、『大草原の小さな家』も、オリジナル版で製作総指揮を務め、原作の映像化権を所有していた故エド・フレンドリーの息子トリップ・フレンドリーが指揮を執り、2012年にリブート作品の制作を計画。ソニー・ピクチャーズで製作が企画されたが、当時の同社会長だったエイミー・パスカル氏が離職したことを受け、プロジェクトが頓挫。

 しかし、トリップはEntertainment Weeklyの2020年12月号で、父エドとは亡くなる寸前まで『大草原の小さな家』の復活について話し合っていたとし、「リブート向きの素材だと思うし、ファンも復活を望んでくれている。時は来た。リブートはきっと実現するはず」と意欲的に語っていた。

 父エドの遺志を受け継ぐトリップは、パラマウントの映像ストリーミングサービス、パラマウントプラス(Paramount+)での配信が見込まれているリブート版『大草原の小さな家』でエグゼクティブプロデューサーを務める。

 まだまだ初歩の段階で、制作陣や出演キャストに関してはまったく情報が出てきていないが、日本での放送にも期待したい。

 ちなみに、オリジナル版で主人公ローラをいじめていたネリー・オルソン・ダルトンを演じたアリソン・アーングリンは、もしもリブート版が制作されたら「絶対に駆けつけるつもり。オルソン夫人を演じるのにちょうどいい年齢になったしね」と、出演の意思があると話している。(フロントロウ編集部)


2020-12-19
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