12/13(日) 9:26配信
日刊ゲンダイDIGITAL

中川翔子(C)日刊ゲンダイ

 憧れのベンツの試乗動画が、思わぬ反応を呼び寄せたようだ。

「しょこたん」ことタレントの中川翔子(35)の話である。中川は1年前に自動車免許を取得。ベンツに乗ることが憧れだったそうで、9日に更新した公式YouTubeチャンネル「中川翔子の『ヲ』」の中で、さまざまなタイプのベンツに試乗する動画を公開している。

 ところが、それがネットニュースになったところ、ネット上には〈軽の丸っこい車に乗って、喜んでいる方が似合うイメージ〉〈芸能人は金があってよいな〉〈この方が日本のベンツの顔になるとは到底思えません〉などと、中川をディスるようなコメントがいくつか見られたのだ。

「とはいえ、記事にも書いてある通り、今回はあくまで“試乗”。それなのに中川さんがベンツを買ったと思い込んで、〈イメージダウン〉と叩く人がいたんです。たとえベンツを購入するとしても、〈しょこたんならまっ黄色に塗ってアニメのキャラクターを車体に描いた “痛車”にしてほしい〉なんて意見もありました」(ネットニュース編集者)

 アニメヲタクを名乗る中川ゆえ、ベンツをさっそうと運転するより、派手な痛車でのんびり走る方が、世間的なイメージと見られているようだ。

 が、一方で「知らぬ間に、ずいぶんと女っぽくなったなと驚いていたところです。ベンツが似合う雰囲気もあると思いますけど」。そう話すのは、芸能ライターの山下真夏氏だ。

 12月9日放送の「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)で、歌手の谷村新司(72)と往年のヒット曲「忘れていいの−愛の幕切れ−」をデュエットした中川を見て、山下氏はそんな感想を抱いたそうだ。

「ずーっと変わらず“可愛いしょこたん”だと思い込んでいましたが、FNS歌謡祭での中川さんは、ピンクのロングドレスを着こなした “艶のある大人の女”でした。『忘れていいの』は、いわゆる昭和世代のオジサン方が思い描く“物分かりのいい大人の女”の歌ですが、中川さんは、いつもよりしっとりとした大人の声で、情感たっぷりに難しい曲を見事に歌い切っていましたね。さすがの歌唱力で、聞きごたえがありました」(前出の山下氏)

 中川の歌の上手さは誰もが知るところだったが、「忘れていいの」を歌ったことで、その印象を幅広い世代により一層知らしめたようである。

 SNS上には〈最強のデュエット誕生って感じだった〉〈しょこたんに歌番組でもっと昭和歌謡を歌ってほしい〉なんてつぶやきも。

「エレファントカシマシのボーカルである宮本浩次さんが昭和のヒット曲を中心にしたカバーアルバム『ROMANCE』を発売し、現在かなり売れています。中川さんも今回のFNS歌謡祭で改めて歌唱力の高さを見せつけましたし、このところ続く昭和歌謡の波に乗ってカバーアルバムを出すのもいいかもしれませんね」(音楽業界関係者)

 中川は自ら「昭和歌謡とアニソンだけで生きてきた女」と話していたこともあるほど、大の昭和歌謡好き。歌いたい曲も山ほどあるだろう。カバーアルバムで“昭和歌謡の女王”を目指す。その挑戦、今ならアリかもしれない。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/db7137ee12b8e4e23f54600e309b39961279ff1c