2020年12月10日 17時44分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2498091/
https://img.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/4ccdd5b20a4b5c262fcf60b067276c1e-365x450.jpg

　俳優の石田純一（６６）が１０日、レギュラーを務めるラジオ番組「斉藤一美ニュースワイドＳＡＫＩＤＯＲＩ！」（文化放送）に出演。日本の報道の自由度ランクについて言及した。

　石田は、香港の地方裁判所から実刑判決を受け収監されている、民主活動家の周庭さん（２４）の保釈が認められなかった件に触れ「香港でも表現の自由に対する、中国の締め付けが強くなっている」と説明した。

　香港の実状を踏まえ石田は「日本の今の報道の自由度ランキングは皆さんが想像する以上に低い」と説明した上で「日本は１８０か国中、６６位。韓国よりも低い」と指摘する。

　同ランキングを調査している「国境なき記者団」によると、日本では自主規制や自粛の意識が強く、本来自由に報道すべきものを報道しなかったり、忖度がまかり通っていることが原因と記されているという。

　石田はこれに補足する形で「民主党時代には、鳩山政権で１１位、野田政権でも２２位。安倍政権になってから悪化している」と指摘し「報道の自由をもう一度考えるべき」とキッパリ主張した。

　２０１８年８月、米・トランプ大統領のメディア弾圧を受けた際に米報道機関が一致団結し「メディアは国民の敵ではない。私たちはあなたたちと共にいる」と国民に訴えた事例を紹介。石田は「日本も新聞社やテレビ局、ラジオ、メディア全部、もう一度自分たちの信念、使命を自覚して、一切負けないようにしてほしい」とした。