後半14分にアランに被弾、ゴール前の精度を欠き無得点で敗れる

 FC東京はまたしてもアジア16強の壁を破れなかった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦で北京国安(中国)と対戦したFC東京は、後半に喫した1点を奪い返せず0-1で敗れた。

 新型コロナウイルスの影響で3月に中断し、カタールでの集中開催として11月下旬に再開した今大会で、グループFを2位通過したFC東京は、E組を5勝1分の無敗で勝ち上がってきた北京国安とラウンド16で顔を合わせた。

 前半からFC東京は相手を押し込む時間帯も作り、FWレアンドロにはペナルティーエリア内や、すぐ外の位置からのFKなどチャンスもあったがゴールにはならず。一方の北京国安も中盤のブラジル代表MFレナト・アウグストや、元スペイン代表MFジョナタン・ビエラを軸に鋭い攻撃を見せ、どちらも譲らず0-0で前半を終えた。

 後半も一進一退の様相のなかで、FC東京は先にゴールを破られる。立ち上がりからややリズムの悪い時間が続いた同14分、ビエラからのパスを受けたアウグストがペナルティーエリア内の右サイドに進出すると、ラストパスを受けたFWアランのシュートはGK波多野豪が体に当てたもののゴールへ。警戒していた外国人トリオのコンビネーションにより失点してしまった。

 FC東京の長谷川健太監督はFWアダイウトンを交代出場でピッチに送り込むなど打開を図ったが、北京国安の最終ラインを崩せずこのまま試合終了。FC東京は2012年、16年に続いて16強での敗退になった。

 追いかける展開になり、グループステージでの上海申花(中国)戦での相手のラフプレーによりFWディエゴ・オリヴェイラを負傷で欠いたことが、最後まで得点力不足という形で響いてしまった。

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