バルセロナのFWリオネル・メッシとユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドが逆境で見せた姿の違いに注目が集まっている。イギリス『ギブ・ミー・スポーツ』が伝えた。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループG最終節が8日に開催され、すでに突破を決めている1位バルセロナと2位ユベントスが首位通過を懸けてカンプ・ノウで激突する。10月28日に行われた前回対戦の第2節は、C・ロナウドが欠場したユベントスに対し、アウェーのバルセロナがメッシの1得点を含む2ゴールを奪って2-0の勝利。最終節では2018年以来となるメッシとC・ロナウドの直接対決が期待されている。

 メッシとC・ロナウドは2008年から2017年にかけ、10年間にわたって2人でバロンドールを独占してきた。現在の受賞回数はメッシが歴代最多の6回で、C・ロナウドがそれに次ぐ5回。過去に両選手を巡り、さまざまな視点から“世界最高論争”が繰り広げられてきたが、今回の対戦を前に話題となっているのは逆境で示したリーダーシップの違いだ。

 2017-18シーズンの欧州CL準々決勝第2戦でバルセロナは敵地でローマに、当時C・ロナウドが所属していたレアル・マドリーはホームでユベントスに0-3のリードを奪われるシチュエーションがあった。現在、3点目を奪われた後の2人の反応を比較した動画がSNS上で拡散しており、その中で意気消沈した様子のメッシとは対照的に、C・ロナウドは激しいジェスチャーで味方やサポーターを鼓舞している。

 試合結果もバルセロナがそのまま0-3で敗れ、第1戦の4-1から大逆転(2戦合計4-4ながらアウェーゴール差でローマが勝利)を許した一方、レアルはC・ロナウドが終了間際に挙げた1点が決め手となり、3-0で制した第1戦との合計スコア4-3でベスト4進出を決めた。

 同メディアは「サッカーでは何でも起こり得る。バルサのキャプテンであるメッシが、イタリアの首都でアウェーゴールを目指して戦うように味方選手たちを奮い立たせようと努力しなかったのは驚くべきことだ」とレポートしている。

 今回の直接対決でよりリーダーシップを発揮し、チームを勝利に導くのはどちらになるのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f02597eb05f89251574a3616cfce2fb8c65d402
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