日本ハムが国内FA権を行使したヤクルト・小川の獲得調査を進めていることが4日、分かった。昨季15勝で最多勝に輝くなど先発ローテの軸を担ってきた有原が、既に米球界移籍を目指してポスティングシステム(入札制度)の申請手続きを終えて移籍が濃厚な状況。先発陣の補強は急務となっていた。

 今季は2年連続の5位で4年連続のリーグV逸。チーム防御率はリーグ4位の4・02で、120試合制ではあったが2ケタ勝利を挙げた投手はおらず、規定投球回に到達したのは有原のみだった。プロ8年間で最多勝や最高勝率などのタイトル、3度の2ケタ勝利で通算75勝を挙げている小川は補強ポイントに合致する。

 日本ハムのFA選手の獲得は、過去に05年の稲葉篤紀(現侍ジャパン監督)と17年の鶴岡慎也(現バッテリーコーチ兼捕手)のみ。「スカウティングと育成」という球団の基本方針からすれば異例の補強だが、04年に北海道移転後、初の2年連続Bクラスに終わった今季からの逆襲へ、新戦力の獲得に力を注いでいく。

12/5(土) 4:00
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