多目的トイレ不倫≠ナ芸能活動自粛に追い込まれた「アンジャッシュ」の渡部建(48)が3日、謝罪会見を開いた。これによって復帰準備が整ったと考えるのは、あまりにも早計だ。会見を巡って世論はもちろん、味方のはずのお笑い界からも批判が噴出しており、厳しい立場に追い込まれている。

 渡部は先月18日、大みそかの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時?」の収録に参加したとされる。それが多くのメディアに報じられたため、慌てて会見を開いたと考えるのが自然だが…そのタイミングがあまりにも悪かった。

 前日2日の午後5時ごろ、所属事務所の人力舎からマスコミ各社に渡部が会見を開く報告が送付され、そのニュースは日本中を駆け巡った。お笑いに関する話題は渡部が全て持っていった形となったのだが、同日同時間から「M―1グランプリ2020」の準決勝が行われ、午後9時半には決勝進出者が発表された。

 テレビ局関係者は「お笑い界では1年で最も大きい大会。本来なら、この日のお笑い界の話題はM―1一色になるべきなのに、渡部の会見がすべてを消した。しかも今年は錦鯉、東京ホテイソン、ウエストランドと、関東で活動する吉本興業以外のコンビが3組も勝ち上がった。他の芸能プロ関係者は『渡部も非吉本の関東芸人なのに、何でわざわざこの日に会見をぶつけてきたのか?』と怒っていた」と明かす。

 吉本興業以外のコンビが3組も決勝に進出するのは、実に4年ぶりのこと。その快挙のニュースを打ち消してしまったのだから、関東の芸人たちが激怒するのも当然の話だ。さらにはこんな厳しい声もあがっている。

 コンビとして出演する千葉テレビのレギュラー番組「白黒アンジャッシュ」は、相方の児嶋一哉だけで番組を継続しているが、「渡部がいなくなった後の方が面白くなった」なんて声も。

「2004年に始まった長寿番組ですが、渡部が謹慎した後、ゲストが豪華になったと評判なんです。渡部と同じ人力舎所属の芸人だけでなく、ナイツや土田晃之などが出演し、面白くなったと言われている。千葉テレビはそんなに予算はないけど、みんな『相方がいなくなって大変な児嶋のために出てあげよう』という思いがあるようだ」(お笑い関係者)

 会見で今後の復帰に関して「オファーがあれば」と口にした渡部だが、これらの事情に加えて会見も決して火消し≠ノ成功したわけではないため、オファーが来ることはほとんどなさそうだ。

 渡部がMCを務めていたTBS系の情報番組「王様のブランチ」は、降板が決定、番組のホームページからも渡部の名前は消えている。今後はモデルの佐藤栞里がMCを務める。

 別のテレビ局関係者は「不倫騒動で渡部が活動を自粛した後も、同番組は何ごともなかったかのように放送されている。佐藤は、MCは初めてだが、オリエンタルラジオの藤森慎吾らがしっかりフォローしているから問題ない。すでに渡部に戻ってくる余地はなかった。フジテレビ系の音楽番組『Love music』も同じで、渡部抜きで放送されている。特に渡部が音楽に造詣が深いわけでもなかったし、必要ないでしょう」と語る。

全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0f00619ebe0390a29db1605391e84501a88f969
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