脳科学者の茂木健一郎氏(58)が1日、自身のブログを更新。3人のサッカー少女がスポーツを通じて学校や社会でのいじめや差別、
自身のアイデンティティーについて葛藤するスポーツ用品メーカー・ナイキのツイッターCMがSNS上で激しい賛否両論を巻き起こしていることについて、私見を述べた。

この日、「それにしても、ナイキのコマーシャルに対する一部の方の反応には心底驚いた。それぞれの困難を乗り越えて、スポーツをするすばらしさをうたっているあの動画に、
素直に共感したり感動したりすることがなぜできないのだろう」と書き始めた茂木氏。

「素直さ、というか、まっすぐさのないことがいちばんの問題だと感じる。在日の方に対する差別や偏見のことが反発をよんでいたようだけど、実際にそういう問題はあるわけだし、
そういうことにいちいち反発するところが皮肉にも問題があること(そしてそれを頑なにみとめなかったりこじつけでごまかす心根があること)の証明であるわけで、いずれにせよ、情けない」とピシャリ。

「ぼくはランニングのときなどにナイキのシャツなどを愛用しているし、これからも愛用し続けると思う。あのコマーシャルでぼくはナイキがますます好きになった」と締めくくっていた。

12/1(火) 12:59配信   スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/1faf70c6ac6cad07fac7a93d65af50ed49a35b88