日本フットボールリーグ(JFL)のいわきFCは29日、宮崎市でテゲバジャーロ宮崎と対戦し、0−3で敗れた。JFL1年目のシーズンを7位で終え、Jリーグ昇格は果たせなかった。地元のいわき市ではパブリックビューイング(PV)が行われ、サポーターらが声援を送った。

 いわきは前節まで勝ち点21の6位。宮崎が既にJ3昇格を決めており、昇格枠の残りは1。最終節の一戦にJリーグ入りが懸かるとあって、市内のいわき芸術文化交流館アリオスであったPVには約100人が詰め掛けた。

 試合は序盤からいわきが押し込む展開となったが、前半28分に隙を突かれ失点。後半も攻め込んだが、宮崎の粘り強い守備を崩せなかった。PV会場ではユニホームを着たサポーターが白星を願い、最後まで手拍子で応援した。

 いわきは今季からJFLに参戦。新型コロナウイルスに伴う活動自粛やリーグ戦の形式変更など異例のシーズンを戦った。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年となる来季のJリーグ入りを目指したが、かなわなかった。

 PV会場を訪れた同市の会社員蛭田悦幸さん(39)は「Jリーグには届かなかったが、応援する気持ちに変わりはない。足りなかった部分を突き詰め、来季に向かってほしい」と話した。

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11/30(月) 9:10配信