ラグビーのニュージーランド代表が28日、オーストラリアのニューカッスルで行われた南半球3か国対抗戦
「トライネーションズ2020」のアルゼンチン代表との試合前に、25日に死去した元アルゼンチン代表
MFディエゴ・マラドーナ氏(享年60)を追悼した。

試合前、“オールブラックス”のサム・ケイン主将(28)が、マラドーナさんの名前と背番号「10」が入った
黒いジャージーを手にハーフウェイライン付近まで進み、グラウンドに静かに置いた。種目は違えど
レジェンドに対し敬意を示し、肩を組んでみつめるアルゼンチン代表の前でハカを行った。

試合は38-0でニュージーランドの勝利。ニュージーランドは14日には同カードで25―15と、1985年の
初対戦から通算30度目の対戦で初めて敗れており、この試合は負けられない大事なカードだったが、
試合前に相手国のレジェンドに敬意を示し、そして完勝。通算成績を2勝2敗とした。アルゼンチンは
1勝1分け1敗となった。

オールブラックスの公式ツイッターにも、その様子がアップされ、「素晴らしい行動だ」などの声。
日本のファンからも「競技の越えてもリスペクトされるってマラドーナは本当にすごい」「胸が熱くなります」
「オールブラックスの計らいに感動」との声が寄せられている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/28578c8c02b161e64f3f805a81b6c411dcff3dda

動画
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/3563772