楽天の契約更改が26日から始まった。選手会からの要望を受けて全選手に対して、新型コロナウイルスの影響で大幅減となった観客動員数や収入構造などを説明。
コロナ禍で球団は数十億円の赤字になる見通しで、フロントと選手が危機感を共有する異例の交渉となった。

契約更改のトップは選手会長の則本昂。来季が7年契約の3年目で現状維持の3億円+出来高払いでサイン。
1時間を超える交渉で時間を割き議論されたのは球団の未来についてだった。

昨季の観客動員数は約182万だったが、今季は約23万人にまで減少。「最悪のシナリオを考えて、球団が存続するために僕たち選手が何かできないか話し合っていきたい」。
球団と選手の意見交換の場を設けてほしいと提言し、球団側も快諾した。

もちろん、プレーでチームを支えることが最優先。今季は5勝止まりで「ふがいないシーズンだったので、悔しさを力に変えたい」と巻き返しを誓った。(重光 晋太郎)

11/27(金) 5:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6223096edc1ed1829ef9bf8be746d8111d22dea