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2020年11月26日 12:00

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の世界興行収入が、中国のアニメーション映画「姜子牙(原題)」(英題:Legend of Deification)の記録を超え、2020年度のアニメ映画世界興行収入ランキングの暫定1位となった。中国の映画興収専門サイト「電影票房」が報じている。

11月12日には香港での上映がスタートし、初日興収は約309万香港ドル(約4165万円)。「TENET テネット」の約252万香港ドル(約3396万円)を超え、20年度の香港初日興行収入記録を更新した。現時点では、約2300万香港ドル(約3億1000万円)を突破している。また、4週連続週末興行収入1位が続いた台湾では、既に約4億5600万台湾ドル(約17億4000万円)に達した。これまで台湾で公開されたアニメーション映画の興行収入1位は「アナと雪の女王2」(約3億4300万台湾ドル=約12億6000万円)だったが、その記録を塗り替え、歴代1位の座についている。

日本での封切りから6週間を経て、現在の世界興行収入は約2億8000万億ドルを突破。アニメ映画における世界興収1位だった「姜子牙(原題)」の約2億4100万ドルを抜き去った。また、Box Office Mojoの興行収入データ、中国の映画チケット販売サイト「猫眼電影」の数字を参照すると、実写作品を含む世界興行収入ランキング(20年度)では、ロバート・ダウニー・Jr.主演「ドクター・ドリトル」を超えて暫定6位。現時点での世界興収1位は、中国映画市場の“起爆剤”としてメガヒットした「八佰(原題)」(英題:The Eight Hundred)。2位は中国のオムニバス映画「愛しの故郷(ふるさと)」となっている。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は“世界”を舞台にどこまで順位をあげていくのか。その行方に注目が集まっている。

▼世界興行収入ランキング(暫定:11月25日時点)
1位「八佰(原題)」
2位「愛しの故郷(ふるさと)」
3位「バッドボーイズ フォー・ライフ」
4位「TENET テネット」
5位「ソニック・ザ・ムービー」
6位「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」