ソフトバンクが球団OBで前野球日本代表監督の小久保裕紀氏(49)に対し、ヘッドコーチとして就任要請に動いていることが25日、わかった。来季7年目を迎える工藤公康監督(57)とはダイエー、巨人でともに戦った盟友。“世界を知る男”の入閣で、常勝軍団をさらに進化させる。また、ソフトバンク担当の竹村岳記者が、鷹の強さを番記者の目線から分析した。

 頼れるキャプテンが、ホークスに帰ってくる。巨人を圧倒して4年連続日本一を達成しても、さらなる強いチームを作るための歩みは止めない。野球日本代表監督を務めた小久保氏に、ヘッドコーチを就任要請する動きがあることがわかった。

 来季は工藤監督が就任して7年目。2年契約の2年目となる。長期政権を強固に支えるキーマンこそ小久保氏だ。2017年の第4回WBCでは侍ジャパンの監督を務め、千賀や松田宣らを指揮した。ホークスのユニホームを着るのは、2012年の引退以来9年ぶりとなる。

 現役時代には圧倒的な練習量と抜群のリーダーシップで、鷹を常勝軍団に押し上げた。09年から12年に引退するまで主将を務め、和田、今宮、柳田らとのプレー経験もあるだけに求心力も十分。森浩之ヘッドコーチ(55)が3軍監督、2軍監督には藤本博史3軍監督(57)が配置転換される方向だ。

 工藤監督にとっても、ともにダイエー時代から投打の中心選手としてチームを支え、1999年には福岡での初優勝に導いた盟友。2004年からは巨人でも同僚となった。王球団会長や工藤監督の野球を知り尽くし、世界も経験した小久保氏なら、まさに適任。前日24日にはドームにも姿を見せていた。来季は参謀として、5年連続日本一への右腕になる。

 WBCだけではなく15年プレミア12でも日本代表を指揮し、指導経験は豊富。通算2041安打、413本塁打を放つなど、確かな技術の持ち主である点も頼もしい。工藤監督を支え、5年連続日本一へと突き進む。

https://i.imgur.com/YedhPJ8.jpg

11/26(木) 3:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201126-00000505-sanspo-base

https://npb.jp/bis/players/31533889.html
成績