◇〇DeNA5―4巨人●(14日・横浜)

 今季のセ・リーグ最終戦で、巨人がサヨナラ負けを喫した。

 1週間後の決戦の舞台に向け、期待が高まるエースの快投だった。巨人・菅野はシーズン最終戦で5回1安打無失点、5奪三振と完璧な投球を披露。白星こそ付かなかったが「自分のやるべきことができた」とうなずいた。

 積極的に振ってくるDeNA打線を、150キロ前後の直球を軸にねじ伏せた。四回まで無安打に抑え、五回は2死から柴田に中前打を許したが、続く倉本を遊直に打ち取った。わずか47球で5回を投げきるテンポの良さに、原監督も「いい調整をしてくれている」と評価。最多勝と勝率第1位のタイトルを手中に収め、防御率も1・97と1点台でシーズンを終えた。

 リーグ優勝決定翌日の10月31日の登板で14勝目を挙げた後、登録を抹消されて調整に専念した。ブルペンで球数を多く投げ、投球フォームに微調整を加えた。「しっかり軸足で立つ意識を持って、ずっとやってきた。いろいろ試した結果、今のベストだと思う」と手応えも十分だ。

 昨季4連敗で敗退した日本シリーズでの雪辱がチームの目標。この日は勝負どころでのスクイズなど短期決戦を見据えた戦い方も見せた。21日の日本シリーズ第1戦での先発が有力な菅野は「初戦をとってチームを勢いづけたい」と頂上決戦を見据えた。

2020/11/14 21:25
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