0001砂漠のマスカレード ★
2020/11/10(火) 06:12:06.37ID:CAP_USER9激動の20年を、大谷は淡々と振り返った。投手では2登板に終わり、打者では7本塁打で打率は1割9分。チームも地区4位で自身初のポストシーズン(PS)進出も逃した。
「チームとしても個人としても、悔しいシーズンだったなと思います」
18年10月に右肘、19年9月に左膝を手術。2年ぶりの投手復帰を目指したが、コロナ禍で計画は狂った。対外試合に登板できず、まさにぶっつけ本番。7月26日(日本時間27日)の初登板では1死も奪えず、8月2日(同3日)は投球中に右肘の痛みを感じた。
「投球内容がどうだったというよりも、どういう状態で自分がマウンドに上がって投げていたのかというところ。結果的にまだ早かったということじゃないかなと思いますね」
シーズン早々に打者専念が決定。だが、調子が上がらず、PS進出がかかったシーズン終盤はスタメンを外れることも増えた。
「結果が出ていない以上は、出られないのもしょうがない。だけど、自分のいいものがしっかり出せれば結果を出す自信もあった。早くその状態を作りたいなという感じでしたね」
メジャー3年目。ここまでシーズンを通して二刀流をやり遂げた年はない。来年7月には27歳。“二刀流限界論”も方々でささやかれている。それでも大谷の意思は固い。
「自分の強みを発揮できるというか…。個人にとってプラスになることは、チームにとってプラスになることなのかなと、今のポジションで思う。そうすればもちろんもっともっと、上を狙っていけるのかなとは思う。特に変えるという考えは今のところない。(どちらかを断念するのは)もったいないなと思う方が僕としてはあるので」
その原動力はなんなのか。野球ファンの期待、夢が重圧になっているのでは―。そんな考えは違った。
「できると思っているのでやっている。やらなければいけないとは感じていないです」
誰も経験していない道を進むのが大谷。さらなる進化もたくらんでいる。今季途中からはマドン監督の指示で、一塁や外野の守備練習を始めた。守備に就いたのは日本ハム時代の14年が最後。投打の調整が最優先だが、守備への意欲もある。
「プラスで守れれば、チーム的にはプラスしかないのでいいことかなとは思いますけどね」
今オフには年俸調停資格を獲得。これまでの年俸は1億円にも満たなかったが、大幅増が確実。一方で、金額に見合った活躍が厳命されることにもなる。
「もちろんトラウト選手くらい(約40億円)もらっていればプレッシャーになる金額になるのかなと思いますけど(笑い)。僕は今のところはお得な感じの選手としてやっているので、別にそこでどうこうはないですけど、やれることをやれればお金に関係なく、いい1年にしたいと思ってやっていますよ」
すでに約40メートルでのキャッチボールも再開。右肘の状態は順調に回復し、来春のキャンプには問題なく臨める予定だという。
「まずは自分の状態を上げて、ベストな状態で1年間しっかりチームに貢献できるようにしたいなと思っています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/407f169cac8bcd69ddc4c94919c1a42ad4db3a4a
11/10(火) 6:00配信