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大浦の父が10月に亡くなった際は仏式の葬式で送ったという

 愛し合い、理解し合って一緒になったはずなのに、結婚してから明らかになる意外な事実。それは借金であることもあれば、出自や犯罪歴なんてこともあるかもしれない。そして宗教観も──。

 信仰の自由は憲法で保障されているが、夫婦でその感覚が異なると、すれ違いも多くなるものだ。とある芸能人夫婦の間にも、宗教を巡る“違和感”が存在し続けていたという。

《今日はいつもと違う内容になります。ずっと悩まされてきた事について書きます》

 俳優の大浦龍宇一(51才)の妻でシンガーソングライターのゆりえ(30才)が、自身のブログに心情を吐露したのは10月13日のことだった(現在は削除済み)。

 大浦はドラマ、『この世の果て』(1994年・フジテレビ系)『失楽園』(1997年・日本テレビ系)のほか、多くのドラマに出演する名バイプレーヤーだ。父が元俳優の高田由紀夫、叔母が女優の高田美和という芸能一家に生まれ育っている。その大浦の再婚相手がゆりえ。元フジテレビアナウンサー・寺田理恵子の長女で、2019年3月に結婚したときには“22才差婚”が大きな話題となり、夫婦揃ってバラエティー番組に出演したこともあった。

 なれそめは舞台での共演。その後、一緒に曲作りをするうちに交際に発展したという。しかし、結婚後わずか4か月で離婚騒動が勃発していた。

「昨年7月、ゆりえさんが、離婚を前提に別居を始めたとSNSで告白したのです。ところが大浦さんはそれを“夫婦げんか”と否定。その後は関係が修復したようで、互いのブログで仲むつまじい様子が見られていました」(芸能関係者)

 しかし、ゆりえの側は、入籍直後から違和感を覚えていたようだ。発端は、大浦がある宗教に入信したこと。そう聞かされたゆりえは、突然のことに戸惑いながらも、信仰の自由はあるし、それで気持ちが落ち着くのならいいことだと理解を示そうとしていたという。しかし、《それ以来、夫は変わり果てて行きました》とブログで語るゆりえ。大浦の変化は、そのまま夫婦の関係を劇的に変えた。

《私と真剣に向き合い、自分の言葉で話し合いを重ねてきた夫はこの世から姿を消し、今は常に神のお告げにのみ心を傾けるようになりました》

 夫の信じる神の存在は、夫婦の関係だけでなく、夫の言動も変えていく。

《私が仕事のために実家に帰ると、サタンが取り憑いたと言われたりもしました。私にはよくわかりません》

 本誌・女性セブンは直接、ゆりえに話を聞いた。

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妻のゆりえ(公式ブログより)

「去年の入籍直後、夫に知り合いができて、そのかたの考えに感銘を受けて入信したようなのです。ファンクラブに入会するような気持ちだったり、マイブームみたいな感覚なんだと思います。熱中の仕方も少年の心を捨てきれていないんじゃないですかね」

 と大浦をフォローしながら、こう続ける。

「ただ、家族だろうと親友だろうと変わらないと思いますが、その人の心と会話ができるかどうか。突然できない状況になってしまうと、今回の私みたいに一時的に落ち込んでしまうと思います」

 入信を聞かされたときには、疑問も抱いたという。

「“じゃあ、将来入るお墓は違うの?”って言いました。私たちは22才の年の差があって、平均寿命からするとあとどれだけ一緒にいられるんだろうと思っていて、その先は同じお墓に入れないの?って」(ゆりえ)

 ただし、その後のブログでは、《夫婦で話し合う事ができ、少し距離を取ることでバランスを保つ期間を作れました》と、宗教観の違いを乗り越えようとしている。夫に向ける言葉はあくまで温かい。

「“自分を見失わないでね”という感じです。ブログを書いた後、干渉し合わないけど、お互いを理解し合うことを約束しようと話し合ったんです」(ゆりえ)

※女性セブン2020年11月5・12日号

10/23(金) 7:05
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