0001砂漠のマスカレード ★
2020/10/22(木) 12:44:39.18ID:CAP_USER9試合直後会見では「負けたら最後、これで引退しようと思っていました」と告白したが、王者となり33歳にして王者としてK-1を引っ張っていく存在となった山崎。彼を10月のイーファイト月間賞（GOLD'S GYM Presents）に選び、引退を覚悟していた理由と、勝因をインタビューした
まず両者は2018年12月にK-1大阪大会で対戦している。激闘の末の延長R、安保が左ハイキックで山崎にKO勝利した。試合はK-1 JAPAN GROUP、2018年の最高試合に選ばれ、安保は翌年ゲーオ・ウィラサクレックを破り第4代K-1スーパー・ライト級王者となっていた。
山崎は安保に敗戦後、4戦4勝（3KO）で今回のタイトルマッチに辿り着いていた。試合は開始から猛然と襲い掛かり、まず右クロスで安保をダウンさせる。続いて左フックで豪快に後ろへなぎ倒し、リベンジとともに悲願のK-1王座奪取を成し遂げた。
これで4連続のKO勝ちとなった山崎は、1R・1R・2R・1Rとどの試合も短期決着であったが、その戦い方は4試合いずれも異なっているという。
「最近は省エネではないんですけど、結構ベタ足で戦っていました。ここ4試合KOですけど4試合とも違う戦い方で、新たな自分の発見と成長かなと思いました」
かつて長期欠場の理由となった膝の古傷もあり、ここ最近はあまりステップを使ってこなかった山崎だが安保戦ではその踏み込みが爆発。1R KOに繋がった。
「今回はステップをかなり入れて、伝統派空手のよさも入れつつ動けたので、感覚としては昔のよかった時のスタイルが戻ってきている気がします。自分がやってきたパワーも乗せられて、一番よい形で試合で発揮できたのかなと思います。僕もちょっとビックリしました、でき過ぎたというか。でも、こういう戦い方もできるなって、後でですけど自信にはなりました」と語る。空手のステップと踏み込みがプラスになったと答えた。
山崎は6歳から空手を学び、そのエッセンスをキックボクシングに生かしている。16年3月の『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN〜-65kg日本代表決定トーナメント〜』で優勝したときには、準決勝で空手の選手時代に得意としていた裏回し蹴りで久保優太からKO勝ちしている。その後16年後半から17年は膝の怪我もあって欠場や連敗もするわけだが、今回は好調な時代の空手リズムを復活させ新王者となった。
■引退を決めていた理由、そして今後
安保との第1戦に敗れた後、山崎は引退を思い悩んでいたという。
「僕は二流三流になってもグダグダやるつもりはないので、一流でできなくなった時が辞め時」と思っていたが、周囲の支援を受け現役を続行。KO勝ちを重ね、そして今回の引退とリベンジをかけたタイトル戦にたどり着き勝利した。
「“周りの人に支えられて競技をさせてもらっている”という感覚をすごい感じました。この歳で獲ったからこそ、そういう感情になるのかもしれないです。若くして獲っていたら“俺の力で獲った”ぐらいの横柄な感じになっていたかも分からないです。周りの人たちへの感謝は間違いないですね。本当に」
そして今後については
「獲ったからには今の階級を引っ張っていかなくちゃダメだなと思いますし、僕の戦い方というのは“攻撃は最大の防御”じゃないですけど、やっぱりKOを見せてプロフェッショナルという部分でアピールしていきたいと思っているので、普通の選手よりは“山崎の試合が始まるからちょっと席に戻ろうぜ”ぐらいの選手にさらになっていきたいと思いますし、魅せていかないといけないと今は素直に思います」
K-1の持つKOの魅力を中量級で存分に見せる山崎。年内は休養し、来年またゴールデン・フィストが帰ってくる。
10/22(木) 12:39 Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201022-00000003-gbr-fight
https://i.imgur.com/82QHftO.jpg
https://youtu.be/z3oLHRWaagc
