2020年10月21日 12時42分
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 日本のスーパー戦隊シリーズをアメリカ向けにローカライズした「パワーレンジャー」の新作映画&テレビシリーズが始動したと、The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。

 1993年に全米で放送が始まった「パワーレンジャー」は、スーパー戦隊シリーズの特撮シーンと、本国の俳優を起用して撮影したドラマシーンを合わせた作品。1作目は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」がベースとなっており、以後日本の作品に準じた新作が製作されている。2017年には、ディーン・イズラライト監督による映画『パワーレンジャー』も公開された。

 同サイトによると、製作は米大手玩具メーカー・ハズブロ傘下のエンターテインメント・ワンが担当。映画は米パラマウント・ピクチャーズの下で企画が進んでいたが、ハズブロが「パワーレンジャー」の権利を買収したことで、企画が一新されたと見られる。映画とテレビシリーズの監督には、Netflixオリジナルシリーズ「このサイテーな世界の終わり」などのジョナサン・エントウィッスルが就任している。

 ジョナサン監督は、「新たな『パワーレンジャー』の物語を、熱狂的なファンが多い世代や新規層にお届けできる機会を頂きました。このブランドを成功へと導いたアクションやストーリーを活かして、シリーズの魂を未来へとつなぎます」と各メディア宛の声明でコメントを発表している。

 また、エンターテインメント・ワンのニック・マイヤーとマイケル・ロンバルドは「ジョナサンは、象徴的で大成功したフランチャイズに対して、創造的なビジョンを持っている」と監督を評価。「ファンからの支持が高いブランドを用いた新たなエンターテインメント・ユニバースを作り上げるため、才能あるストーリーテラーたちと仕事ができることを楽しみにしている」とユニバース化への意気込みを語っている。(編集部・倉本拓弥)