10/14(水) 14:00配信
スポーツ報知

フジテレビ

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は14日、フジテレビが2019年8月30日に放送した「とくダネ!」での「大縄跳び禁止報道に対する申し立て」について、人権侵害、放送倫理上の問題があったとは判断できないとの委員会決定を下したことを発表した。

 番組では都内の公園で近隣の受験生の生徒が大縄跳びをしながら歴史上の人物名などを暗唱していることに周辺住民から苦情が出ていることなどを紹介。その際、インタビューを受けた女性が、放送局名・番組名や取材の趣旨などを告げられずにインタビューを受け「誘導尋問」され、発言を「ねつ造」されたとして、「ねつ造に対する謝罪と意見の撤回」を求めて申立書を提出していた。

 放送人権委員会は、質問者が本意ではない答えを強いるという意味での「誘導尋問」や「ねつ造」があったとは断定することもできないため、申立人の肖像権など人格権を不当に侵害したと判断することはできないとして、放送倫理上の問題があったと判断することもできないとしている。

 ただ、街頭インタビューの場合、誤解やトラブルを招かぬためにも、放送局名・番組名、取材の趣旨などを取材に際して可能な範囲で説明し、撮影した映像等の使用について本人の意向を明確に確認しておくことは望ましいとしている。

https://amd.c.yimg.jp/im_siggxxwo3IMlLx1xtqg4hO3zjg---x524-y640-q90-exp3h-pril/amd/20201014-10140102-sph-000-13-view.jpg

https://news.yahoo.co.jp/articles/22754c108b4fadadfa3ecf407d36c37cd3f57b69