日本代表の森保一監督は、スコアレスドローに終わったカメルーン代表戦後に選手たちの積極性を評価した。

サッカー日本代表|写真で振り返るカメルーン代表戦|森保ジャパン2020年初戦はスコアレス決着

新型コロナウイルスの影響を受ける中、日本代表の活動は昨年12月を最後にストップ。それから約1年ぶりとなる9日にオランダの地でカメルーンと対戦した日本はチャンスを迎えるなどの惜しい場面もあったが、最後までネットを揺らせず、0-0で終わった。

この試合の後、森保監督は会見の中で新型コロナウイルスの影響を受ける中、試合開催にこぎつけられたことへの感謝を示し、「日本代表も約1年ぶりの試合ということで、カメルーンも強い中、手探りの状況も多かったと思います。選手たちが勝って日本にエールを届けるという気持ちで最後まで戦ってくれました」と振り返り、試合を評価した。

「試合では連係が上手くいかなかったり、受け身に回ったりしましたが、前半よりも後半、時間を追うごとに我々の戦いができていました。勝利を目指して戦った中、引き分けという結果が出ましたが、次の試合に勝てるよう、この引き分けを勝利という結果に変えられるように準備の期間ベストを尽くしたいと思います」

久しぶりの試合ということもあり、連係不足が要所で見られたことについて同指揮官は「連係のところでうまくいかないことはあり得るということで準備していました。まず守備で無失点に抑えることができ、守備の部分で選手たちは粘り強く守ってくれました。攻撃では決定的な場面を作ることが後半特にできましたが、まだまだ相手を崩す画が合わなくてフィニッシュまで行けないところもあったので、今後さらに精度を上げなくてはいけません。実際にプレーで表現できるように次の試合に向けてやっていきたいと思います」と話し、前後半のシステム変更に関する質問にも回答した。

「昨日の練習では4バックも3バックも試して練習しました。いつ使うかは試合の状況を見て、3バックも選択肢にはありましたが、試合の流れを見て。選手たちも戦術に厚みをもたらすために必要だと前向きだったのでトライしました」

また、森保監督は前半開始早々からプレスをかけるなど、果敢なプレーを見せた選手たちのアグレッシブさを評価した。

「カメルーン代表の選手は一対一の部分で、非常に身体能力が高く体が強い選手ばかりでしたが、試合の入りから日本代表の選手がアグレッシブに勇敢に相手との闘いに挑み、勇気を持って戦ってくれました。粘り強く相手に食らいついていくしつこさも出してくれ、チームの戦う意思統一ができて無失点に抑えることができました。そのベースがあって徐々に攻撃も良くなったと思います」

「選手たちが球際で勇気を持って勇敢に戦う、アグレッシブに戦うことと粘り強く戦うとことは勝つためにやった部分もありますが、コロナ禍や自然災害で大変な思いをされている方々がたくさんいる中で最後まで粘り強く戦い抜くというところを感じていただきたかったです。復興まで遠い道のりである自然災害の中でも試合の中で粘り強く戦うメッセージを伝えようと選手たちに話して、選手たちも表現してくれました」

ソース GOAL
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1b8adf5e98b5cc61fe311768f6aa2e7998d24fc