橋下徹弁護士が4日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。菅義偉首相が、「学者の国会」と呼ばれる日本学術会議から推薦があった新会員候補者6人を任命しなかった件に関して、「任命拒絶など当たり前の話」と述べた。

 自身も大阪府知事、大阪市長時代には、選考会議の推薦に基づいての、府立、市立大学の学長任命権があったことを例示し、「推薦に基づかずに勝手に選んだらアウトですが、ただし推薦が出てきたときに拒否権はある。当たり前の話。任命拒絶など当たり前の話」とした。

 ただし「法に基づいて適切に対応した結果」としている菅首相の対応について「残念なのは、法に基づいた対応だとか、個別人事だから理由は言わないとか、安倍政権の森友、加計、桜を見る会のあの問題と同じように、国民の不満のマグマがためるきっかけになってしまう」と指摘した。「霞が関の人事と違って、別の独立組織の人事なので、拒絶した理由ははっきり伝えるべき」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/268ea34e97c7891cad32417c007f5765395066d7
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