10/4(日) 11:35配信 ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/52beda232b739ba7f4b31506277776eb4f9246aa

[3日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)のアダム・シルバー・コミッショナーは、来年に延期された東京五輪のためにシーズンを中断する見込みは薄いとし、NBA選手が五輪に出場できる可能性に疑問を呈した。

東京五輪は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期され、2021年7月23日─8月8日に開催を予定。一方、NBAは19─20年シーズンが中断を経て現在例年より大幅に遅いこの時期にファイナルを開催中。このため、来シーズンは開始が例年より遅い1月になる見込みとなっており、レギュラーシーズン82試合とプレーオフを行った場合に五輪とのスケジュール調整に支障を来すことになる。

シルバー・コミッショナーはNBA TVで、五輪のためのシーズン中断が難しい理由として、「単なるシーズン中断のみにとどまらない。選手にとっては代表合宿も必要だし、五輪を終えた後の休養期間も必要になる」と説明した。

同コミッショナーは、影響は米国代表にとどまらないとも示唆。これから五輪予選を戦う国の選手の中にもNBA所属の選手がいるとし、「スター選手がNBAで戦っている他国の代表チームにとっては大きな影響が出る恐れがある」とコメントした。

また、今回は異常事態であり、たとえ五輪に向けて計画を立てたとしても、来年の夏に世の中がどうなっていて、五輪が実施可能かどうかは誰にも分からないとも述べた。