◆大相撲秋場所11日目(23日・両国国技館)

大相撲史上ワースト89連敗の記録を持つ西序ノ口32枚目・服部桜(22)=式秀=が6番相撲で、東序ノ口22枚目・
大翔洸(16)=追手風=に敗れて、今場所初日から6連敗で、通算200敗目を喫した。昨年2019年初場所5番相撲以来の
白星はならず、通算成績3勝200敗1休となった。

服部桜は一度つっかけて2度目の立ち合い。左四つで押し込まれ、土俵際で何度か粘ったが寄り切られた。

2015年秋場所の前相撲で初土俵を踏んだ服部桜は、翌九州場所で序ノ口デビューした。身長は179・5センチ、体重は
82キロと軽量で、相撲経験がないことから初土俵から苦戦。16年夏場所の3番相撲で念願の初白星を挙げた。しかし、
翌4番相撲で負けると、18年名古屋場所の3番相撲に勝利するまで負け続け、大相撲史上ワーストの89連敗を記録。
現在、序ノ口デビューから29場所連続で負け越している。

苦しい相撲人生が続くが、プロ入りの際に実績がものを言うプロ野球やJリーグなどと違い、競技経験がなくても新弟子検査に
合格すればチャレンジできるのが相撲界。悲願の4勝目に向けて、服部桜の挑戦は続く。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b99470def4af119ded0377cabcce5fe1d4f58260