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2020/09/19

はっぴいえんども在籍した1969年設立の先駆的レーベル「URCレコード」のカタログから、日本のポピュラー音楽史を振り返るうえで知っておくべき15曲を紹介する。

フォーク・シンガーのみならず、はっぴいえんどや休みの国などロック勢も所属したURCの作品群は、近年海外で俄かに注目を集めている。その契機となったのが、2017年に米Light In The Atticから発売されたコンピレーション『Even A Tree Can Shed Tears: Japanese Folk & Rock 1969-1973』。はっぴいえんど、西岡たかし、加川良などURC勢の楽曲を多数収めたこのアルバムに続き、同レーベルは2019年に金延幸子の『み空』をリイシュー。海外メディアで金延の存在がクローズアップされるようになった。

レーベル発足から50年を過ぎた今年、新たに『URC 50thベスト・青春の遺産』、『URC RAREシングルズ』と、2枚の編集盤が登場。続いて、元所属アーティストたちのインタビューを中心とした書籍『URCレコード読本』も今夏発売されたところだ。ここでは『URCレコード読本』の冒頭を飾る「後世に残したいURCの50曲」企画から、代表的な15曲をピックアップしてプレイリスト化。多彩なアーティストたちが巣立った“日本語のフォークとロック”の源流、URCの入門編として活用して欲しい。

五つの赤い風船「血まみれの鳩」(1969年)
中川五郎「腰まで泥まみれ」(1969年)
休みの国「追放の歌」(1969年)
岡林信康「今日をこえて」(1969年)
高田渡「鉱夫の祈り」(1969年)
早川義夫「サルビアの花」(1969年)
斉藤哲夫「悩み多き者よ」(1970年)
遠藤賢司「雨あがりのビル街(僕は待ちすぎてとても疲れてしまった)」(1970年)
加川良「教訓1」(1971年)
ザ・ディランU「プカプカ(みなみの不演不唱)」(1971年)
はっぴいえんど「夏なんです」(1971年)
金延幸子「時にまかせて」(1972年)
友部正人「一本道」(1973年)
なぎらけんいち「昭和の銀次」(1973年)
三上寛「赤い馬」(1974年)

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