さっそく第3位(12.5%)にランクインしたのは、9月18日から劇場版の公開が始まったばかりの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。同テレビシリーズは2018年1月から放送され、全13話+番外編1話が存在する。

 戦争で圧倒的な力を持つ「武器」として戦い、両腕を失った少女兵・ヴァイオレット(声:石川由依)が主人公。終戦後、義手をつけたヴァイオレットは後見人が経営する郵便社で代筆業をすることに。感情の起伏に乏しく「愛」という言葉の意味が理解できない彼女は、その職務の中でさまざまな人々と接しながら、言葉の意味を探し求めていくというストーリー。

 京アニ作品らしい美しすぎる映像表現や泣けるストーリーが放送当時から話題を呼び、“神アニメ”と評価するアニメファンも。またアニメ好きで知られるタレントの足立梨花(27)やホスト界の帝王・ローランド(28)、女優の森川葵(25)が絶賛し、稲垣吾郎(46)も『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)に出演した際に「ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見て泣きました」と発言している。

■アニメキャラとして初のオリコン1位
 第2位(19%)にランクインしたのは、かきふらい氏の4コマ漫画を原作にした『けいおん!』。アニメシリーズは2期にわたって放送され、2009年と10年にテレビアニメ化。劇場版アニメも11年に公開されている。

 女子高の廃部寸前の軽音楽部でバンド活動を始めたメンバーたちを描いた作品。アツい部活モノのような全国大会を目指す……といったスポ根的な展開はなく、ひたすら部員たちの日常生活をゆるく描きながら、ガールズバンドとして活動するという内容。平沢唯(声:豊崎愛生)、秋山澪(声:日笠陽子)、田井中律(声:佐藤聡美)、琴吹紬(声:寿美菜子)の4人に加え、後輩の中野梓(声:竹達彩奈)が入部。この5名がそろってから初めて「放課後ティータイム」というバンド名が名づけられた。

 そしてアニメの人気もさることながら、彼女たちが歌う楽曲の人気もすさまじいことに……。作中に登場する彼女たちのバンド「放課後ティータイム」名義で発売された第2期シリーズのOPとEDはオリコンの週間ランキングで1位、2位を独占。オリコンのシングル週間ランキングでアニメキャラ名義の楽曲が1位になったのはこれが最初で、まさに衝撃的な出来事だった!

■ブームを巻き起こした金字塔
 第1位(23.5%)に輝いたのは、谷川流氏のラノベが原作の『涼宮ハルヒの憂鬱』。2006年と09年の2回にわたってテレビアニメ化され、10年には劇場アニメ『涼宮ハルヒの消失』が公開。当時、深夜アニメとは思えないクオリティの作品に仕上げ、京都アニメーションの知名度を一気に上げた作品だ。

 平凡な男子高校生・キョンが主人公で、エキセントリックなヒロイン・涼宮ハルヒが団長を務めるSOS団の活動を中心に描いた学園ストーリー。とはいえ宇宙人や超能力者、未来人などが絡んでくるためSF的な要素がおおいに含まれる。

 楽曲『ハレ晴レユカイ』で登場キャラがダンスするエンディングの映像が反響を呼び、動画投稿サイトで踊りを披露する人が続出したり、ほぼ同じ話を2か月にわたって繰り返す伝説のループモノ「エンドレスエイト」のエピソードが物議を醸すなど、さまざまなカタチで話題を提供してきた伝説的なアニメ。この頃「ハルヒブーム」といった言葉が生まれるほどだった。

 またアニメ放送から10年以上たった今年4月には同作で声優を務めた平野綾、杉田智和、白石稔らが自宅で「ハレ晴レユカイ」をダンスする動画を投稿。8月には9年半ぶりとなる最新刊『涼宮ハルヒの直観』が11月25日に発売されることも話題となり、SNSのトレンド入り。テレビアニメの放送からこれだけ月日がたっても『ハルヒ』は根強い人気があることを示した。

 そして4位以下にも京アニを代表する傑作アニメの数々がランクイン。まだ未視聴の作品があるならぜひ見ておきたい名作ばかりなので、興味がある方はそちらもチェックしよう!

全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eba52774d4f6c27ad77a130d32c60a510ee9aa3?page=1
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1位から10位
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