サッカーJ3のブラウブリッツ秋田が去年までの6シーズン、合わせて85試合で入場者数を水増しして発表していたことがわかり、Jリーグから罰金400万円の処分を受けました。

これはブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が、記者会見して明らかにしました。

それによりますと、J3に参入した2014年のシーズンから昨シーズン第4節までのホームゲーム、合わせて85試合で、入場者数を水増しして発表していたということです。

Jリーグでは、入場口でスタッフが数えた人数を入場者数として発表するルールですが、ブラウブリッツは試合中にスタンドの人数を数えて発表していたほか、入場口で数えた人数より10%ほど増やして発表することもあったということです。

また、入場者数として計上できない運営スタッフなども1試合平均で75人から120人ほど、加えていたということです。

ブラウブリッツはルールを正確に把握していなかったことが原因だとしていてJリーグは罰金400万円の処分を決めました。

また、クラブは岩瀬社長を含む役員3人の年間の報酬を3分の1から5分の1減額することを決めました。

岩瀬浩介社長は「人員不足などで入場口でカウントができないことなどもあり実際の数に近づけたいという思いで誤った行為をしてしまった。チームの信頼回復に努めたい」と説明しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200917/k10012623791000.html