2018年に音楽活動を引退した小室哲哉氏(61)が12日、東京・渋谷のSHIBUYA QWSで行われた映画「朝が来る」特別トークイベントに出席した。

 取材陣の前に姿を見せたのは昨年8月に福島でのイベントに参加して以来で約1年1カ月ぶり。「生まれて初めて」着たという山本耀司氏デザインの全身黒い衣装。「2018年1月に無謀にも引退宣言をしてしまいましてですね、今日は音楽家として呼んでいただいて、ちょっとおこがましいとは思っていたんですけども、勇気を持って来ました」とあいさつした。

 映画でメガホンをとった河瀬直美監督(51)、写真家のレスリー・キー氏(49)とともに登場し、特別養子縁組などをテーマにトークを展開。

 「社会で事件が多いなとずっと思うんですよね。育児放棄ですか。いろんな事情があると思うんですけども」と現実を見据えつつ、映画については「本当に反対の愛情があふれた映像であったり、お話なので凄い役に立っているのではないのかなと思います」と持ち上げた。

 1990年代にヒット曲を量産したTKブームを振り返り、河瀬監督は「私たち本当に90年代、勇気づけられたよね」と話した。

 ラストアイドルの「風よ吹け!」(18年4月発売)の作詞、作曲を最後に沈黙していた小室氏は、7月24日に配信リリースされた乃木坂46の「Route 246」の作曲、編曲を担当。その後も浜崎あゆみ(41)の「Dreamed a Dream」を作詞するなど再び活発化している。

 この日、会場ではレスリー氏の作品を集めた「母と子の写真展」が開幕。レスリー氏が特別養子縁組をテーマにした同映画にも共感したとして、親交のある小室氏を特別ゲストに迎えて3者が顔を合わせた。映画は10月23日公開。

スポニチ

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映画「朝が来る」特別トークイベントに出席した小室哲哉氏
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