NiziUのリーダー・マコの姉で女優の山口厚子がネット上でバッシングを浴びている。

山口厚子は9月9日放送『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演。番組ではNiziU「Make you happy」ダンス動画についてや、マコとのエピソードを語る。
すると、これを受けてSNSでは「マコちゃんが努力して手に入れたデビューに乗っかって自分も売れようとするなんて」「マコちゃんの姉は妹のデビューに便乗しまくってきた感がすごくて嫌」といった意見が飛び交っている。

山口厚子は中学2年生から地元である福岡のモデル事務所に所属するなど芸能界を志してきたが、なかなか軌道に乗ることができず、エキストラ経験は100回以上あるという苦労人だ。
福岡の和菓子屋で働いていた時期もあったそうだが、2018年からは再び芸能界を志して上京。脚本家・野島伸司氏が総合監修する俳優養成スクールのポーラスター東京アカデミーで演技を学び、8月から現在の事務所に入っている。

実は山口厚子が炎上したのはこれが初めてではない。彼女はNiziUのメンバーを選ぶオーディション番組『Nizi Project』(Hulu、日本テレビ系)放送時に妹を応援するツイートしていたのだが、
女優を目指している姉が番組のことをつぶやくのは「売名行為」ではないかと叩かれていた。

だが妹が先に有名になったからと言って、彼女がこうも批判されるいわれはなく、あまりに理不尽だ。これまでも、姉妹の片方が芸能人としてブレイクすると、その後に登場した方がバッシングを受けるという事例はたびたびあった。
有村架純の姉や土屋太鳳の姉、堀北真希の妹などがそうだ。

たとえば、有村架純の姉・藍里は主に容姿のことをあげつらったバッシングを受け、心に大きな傷を負わされた。土屋太鳳の姉・炎伽が「ミス・ジャパン2019」グランプリとなったときも「土屋太鳳の姉だから選ばれた」「出来レースだ」などと炎上している。
最近では、堀北真希の妹でモデルとして活動するNANAMIがタレントとしてテレビ出演をするようになったが、彼女にも「引退した姉を利用するな」と非難の声が飛んでいる。

だが、姉妹の人気に便乗しているように見える側面があるとしても、それは本人の意向だろうか。テレビ局を始めとしたメディア側の扱い方に問題はないのか。
山口厚子の場合、本人としては忸怩たる思いもあるようだ。

「Deview」(2020年8月28日付)に掲載されたインタビューで山口厚子は、<今はNiziUのMAKOの姉ということが先行しているので、まずは『山口厚子』として認知されることです。
初めて私を見る方は、妹を使ってポンと芸能界に入ったというイメージが強いと思うんです。
実際はそうじゃなくて、今までモデルなどの仕事を経て、現在は女優を目指してレッスンや経験を重ねていることを知ってもらえたら>と話していた。

NiziUの本格デビュー以降は、さらにマコの知名度も上昇するだろう。だが、オーディション番組を見ていたファンならば誰もが納得する努力家・マコの“姉”である。
山口厚子もまた、並々ならぬ努力を重ね、花開くときがいずれ訪れるはずだ。

wezzy / 2020年9月10日 17時0分
https://news.infoseek.co.jp/article/wezzy_80954

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