9/8(火) 14:34配信 オートスポーツweb
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 9月19〜20日に決勝が行なわれる第88回ル・マン24時間レースに、コロンビア人の元F1ドライバー、ファン・パブロ・モントーヤが参戦することが分かった。モントーヤはピポ・デラーニに代わってドラゴンスピードUSAのオレカ07・ギブソンでLMP2クラスに参戦する。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権DPiクラスの2019年王者であるモントーヤは、2018年にユナイテッド・オートスポーツのリジェJS P217でル・マンに参戦しており、今回がキャリア2度目のエントリーとなる。モントーヤはミモ・ロハス、ティモシー・ビュレと組み、来週末のフレンチ・エンデュランス・クラッシックに挑む。

 8月25日時点でACO(フランス西部自動車クラブ/ル・マン24時間を主催)より発表されているエントリーリストから、チームはドライバーを変更することになるが、リストの変更はACOの承認が必要であることから、チームオーナーのエルトン・ジュリアンは、現時点ではこの件についてコメントを避けている。

 IMSAではアキュラのDPiマシンを駆る44歳のモントーヤだが、アキュラ・チーム・ペンスキーのプログラムは今季最終年を迎えている。モントーヤは、ル・マン24時間レースを制覇するという夢をこれまでも度々口にしてきた。

 もしモントーヤがル・マン24時間で総合優勝を遂げた場合、インディ500、F1モナコGPの制覇に続いて、いわゆる“トリプル・クラウン”を達成する史上ふたり目のドライバーとなる。

 2台体制でル・マンに挑むドラゴンスピードのもう1台はヘンリク・ヘドマン、ベン・ハンリー、レンガー・バン・デル・ザンデがドライブする予定だ。皮肉なことに、バン・デル・ザンデは先日のIMSA第6戦ロードアトランタにおいて、モントーヤの駆るアキュラと接触したウェイン・テイラー・レーシングのドライバーでもある。

 モントーヤはレースに先立ち、すでにヨーロッパに到着しているものと思われる。

 一方、ル・マンへのエントリーを取りやめることになったブラジル人のデラーニは、「僕が今年、ル・マンにいるのは“完全に適切な状況”ではない」とエントリー取りやめの理由を説明した。

「今回は僕がチームとともにレースをすることが、僕らにとって正しい行動ではない、と合意したんだ」

「ル・マンではチームのすべてがうまくいくよう、願っているよ。以前、ル・マンではファクトリーチームと競い合って成功を収めることができた。2021年、そこにまた戻ることを楽しみしているよ」