0252名無しさん@恐縮です
2020/09/04(金) 12:19:00.54ID:U0E1fpOF0高等数学をスイスイ解いている若者を見て
「アイツらは何も考えずに思いつきで動いとるだけじゃ、ワシらは知的じゃのう、ヒャッヒャッ」
…たとえば「岡田メソッド」では選手が直接ボールに関与する範囲を「第1エリア」、直接、かつ間接的にも関与する範囲を「第2エリア」と区分して定義しています。
「いま実際にハーフタイムで伝えたのは『アンカーが2人とも第2エリアにいるから
トップへのパスコースが閉じられている。
センターバックが持ったらアンカーの1人は怖がらずに第1エリアに入って(1)の
サポートをしろ。センターバックはパスを出したら、すぐにブラッシングで
ボールを受けて前にフィードをしろ』と」
「(1)のサポート」というのは「ボール保持者がプレスを受けていて助けてやらなければ
いけない緊急のサポート」と定義しています。
また、「ブラッシング」は「パスを出した方向に動くパス交換」と定義しています。
どうすればいいかが明確になっています。
「ブラッシング」は新しくつくった言葉ですよね。
「いつも例に出すんだけど、『クサビのパスってどういうの?』って聞いたら、
みんな解釈が違う。あれもクサビ、これもクサビって。今ある言葉を使ってしまったら、
みんなバラバラのイメージを持ってしまう。
そうさせないために新しい言葉にしてしまおうと。
FC今治は“海賊の末裔が大海原へ出ていく”というブランディングだから、新しい
言葉はなるべく海にかかわるものにした。シャンク(錨の柄)、ウエーブ(波)、
キャスティング(投げ釣り)、いろいろとある」
――これまで今治の育成組織で「岡田メソッド」を落とし込んできたわけですが、
子供たちに聞き慣れないサッカー用語を植え付けていくのは大変だったのでは?
「いやいや全然。座学で覚えるんじゃないから。練習のなかで伝えていくし、
意味が限定されていくから逆にすぐ覚えていった。
メソッドを落とし込むと、変化は子供たちのほうが早くでるけど、大人でも変わる。
実際テストをしてきて、それは凄く感じている」