「ハローキティ」が長く愛される理由 80年代手前には一時人気が低迷も|まいどなニュース
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桑田 萌 2020.08.23(Sun)

振り返るキティちゃん。
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左:罫線が描かれている。右:罫線がなく、柔らかみが増したキティちゃん。
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日常的に使用される「かわいい」という言葉は、キティちゃんのために生まれたのではないだろうか。真っ白で丸い顔、思わず抱きしめたくなるフォルム。元祖「愛されキャラ」は、キティちゃんであるといっても過言ではない。

そんなハローキティの45年の歴史をたどる「ハローキティコレクション展」が美術館「えき」KYOTOで開催されている。キティちゃんが、今や「王道キャラクター」としてその座に君臨し、変わらず愛され続けている理由は何なのか。その秘密を、探ってみたい。

キティちゃんが誕生したのは、1974年のこと。がま口型の小さな財布「プチ・バース」に描かれたことで、初めて登場した。

70年代に多くグッズとして販売されたのは、小学生の女の子が学習用に使いやすい文具用品。「学校などで日常的に愛用する中で、嬉しいときも悲しいときも、いつでもキティちゃんがそばにいる。一緒に成長する。そんなコンセプトがありました」と同館学芸員の天木恵子さんが話す。

当時、キティちゃんのスタイルは一貫して同じだった。胴体は背を向けて座り、こちら側に振り返り目線を向ける姿勢。このスタイルになじみ深いファンが多いのではないだろうか。

そうして爆発的に人気を博したキティちゃん。しかし、80年代手前に人気が低迷し、存在感に陰りを見せ始めた。「耳がとがっていて怖い」「ずっと同じ服を着ていて飽きた」といったユーザーの声もあったという。

そんな状況を打破したのが、1980年に3代目デザイナーに就任した山口裕子さん。山口さんは、キティちゃんのぬいぐるみを見ているうちに、平面に描かれるイラストにある黒の罫線がないことに気づいた。そこから構想を得て、「イラストを描くときも黒枠をなくして、ぬいぐるみのように抱きしめたくなるデザインを」とキティちゃんに柔らかさを加えた。また、小学生だけでなく、高校生や大人も楽しむことができるよう、ファッショナブルな商品も手がけたという。

その結果、キティちゃんは再びブレイク。80年代に普及し始めた家電製品や、90年代での国際化の波に乗り、キティちゃんは多方面へと進出。
今や他のアニメキャラクターや地域とのコラボレーションを行うなど、活躍の幅は広い。

(略)

■ハローキティコレクション展
会期:2020年8月8日(土)〜9月1日(火) 10:30〜19:30<事前日時指定の予定制>
残券がある場合は当日券販売あり。
※会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO
(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。

※サンリオ公式
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