新型コロナウイルス感染拡大の影響で未経験の対応を迫られたテレビ業界だが、徐々に収録も再開。番組のあり方が少しずつ変わるなか、新たなバラエティ女王候補が次々と現れている。

 お笑い芸人らに混じり、バラエティ番組に華を添える女性たち。近年の圧倒的なトレンドはモデルだ。芸能誌記者はこう語る。

「バラエティ番組の女性枠は、一時は“おバカ”や“毒舌”が席巻しましたが、今はモデルが人気です。バラエティ界には、その時々で旬なギャルタレントが必ずいて、今で言うと、みちょぱ、ゆきぽよ、藤田ニコルがそれ。SNSのフォロワーも多い彼女たちは、若い視聴者を引き寄せられますし、番組の中心となる30〜40代の中年芸人とのジェネレーションギャップを埋める存在として、番組制作に欠かせない存在になっています」(芸能誌記者)

若者のテレビ離れが叫ばれるなか、若者の代弁者になれるのはギャルということか。しかしその勢力図も少しずつ塗り替えられつつあるという。バラエティ番組の制作会社関係者の話。

「ここ最近、多くのスタッフから起用したいと名前が上がるのが『めるる』こと生見愛瑠です。『Popteen』専属モデルの彼女は、同じく『Popteen』出身の藤田ニコルやみちょぱと比べると、コメント力はまだまだですが、ビジュアルのギャル要素が薄いので、男性ファンに広く好かれそうなのがポイント。とにかくいつもニコニコしながら、明石家さんまを始めとしたおじさん芸人を“籠絡”し、現在引っ張りだこの朝日奈央の後を追うバラエティ女王候補の最有力です。

 それに次ぐのが山之内すず。AbemaTVの恋愛リアリティ番組で一気に人気に火が付いた彼女は、中性的なルックスで同性人気も抜群。TikTokのフォロワーは50万人以上いて、10代のファンを取り込むにはうってつけです。ただ、ハッキリした物言いをするので、炎上のリスクは心配なところ。

 そして2人を急追するのが久間田琳加です。『Seventeen』専属モデルの彼女は、まだまだバラエティ番組で爪痕を残すほどではありませんが、親しみやすい癒し系のルックスで老若男女に好まれそう。所属事務所のレプロも彼女を大プッシュしていて、次々とバラエティ番組出演が決まっており、同じ事務所で現在妊娠中の菊地亜美などは一気に仕事を奪われるかも」(バラエティ番組制作関係者)

 生き馬の目を抜くテレビ界だけに、新陳代謝が激しいのは仕方のないこと。藤田やみちょぱ、ゆきぽよも気を抜くと、あっという間に「あの人は今?」になってしまうかも……。

2020/08/20 21:00 サイゾー
https://www.cyzo.com/2020/08/post_250406_entry.html?utm_source=nikkan&;utm_medium=article&utm_campaign=pickup

写真
https://www.cyzo.com/wp-content/uploads/2020/08/nikoru-400x257.png