8/20(木) 19:45
スポニチアネックス

「AI美空ひばり」に長男・加藤和也氏が感謝「30年ぶりに母のステージを目の前で見ることができた」
「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/第25回AMDアワード」授賞式に出席した加藤和也氏（右端）は、画面に映し出された母・美空ひばりさんに見守られるようにスピーチする
　昭和を代表する名歌手・美空ひばりさんの長男で、「ひばりプロダクション」社長の加藤和也氏（49）が20日、都内で行われた2019年度の「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/第25回AMDアワード」授賞式に出席した。

　デジタルコンテンツの年間表彰で、NHK、ヤマハが共同で制作した「AI美空ひばり」が、大賞/総務大臣賞を受賞。加藤氏は受賞者の1人として登壇した。「どんなものが生まれるか、楽しみでもあり、怖くもありました」と本音を口にしつつ、「日夜開発されているテクノロジー、最先端技術が、エンターテインメントの世界で新たな可能性を見つけ出すきっかけに、美空ひばりというモデルを使っていただいたことに感謝します」と喜びを語った。

　プロジェクトには否定的な意見もあったが、覚悟の上だったという。「賛否両論いろいろあったというお話もありましたが、当たり前です。あれは“AIの”美空ひばりであって、美空ひばりではありません」と言い切った。

　最新の技術でよみがえった美空さんが、秋元康氏が書き下ろした新曲を歌う姿に感激したという。「実は私が一番、得しているのかもしれませんけど、30年ぶりに母のステージを目の前で見ることができました」。ひばりさんが52歳で死去してから31年。「たくさんのファンの方も元気に応援して下さっています。涙を流して喜んでくださったことが、非常に宝だと思います」と、今でも応援してくれている母のファンの存在に感謝していた。

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