芸能事務所幹部のわいせつ行為が相次いで発覚している。

先月28日にはSKEの運営会社・ゼストの役員の海老根一也容疑者(58)が、
昨年11月に15歳と17歳の少女に乗用車内でわいせつ行為などをした疑いで、
児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕された。

本人は容疑を否認するも、同日付でゼストの役員を解任された。

6月には、ワタナベエンターテインメントの常務が、同社所属の男性アイドルグループのメンバーに
セクハラ行為をしていたことが文春オンラインで報じられ、取締役を解任。

また5月には名古屋のアイドルグループで、沢口愛華(17)が所属する「dela」の運営会社
エムディーエムの代表取締役がデビュー志望の女性に対して“わいせつカメラテスト”で訴訟トラブルが起きていたことが週刊誌で報じられている。

「アイドル業界には若い子を好む“危険な大人”がいるのは確かです。
若者に共感できる感性を持っていることが強みでもあり、よこしまな考えを持つ人間の“入り込むスキがある”業界でもある。
でもアイドルはグループの中でも所属事務所がバラバラだったり複雑化して、被害を把握しにくいのです」(芸能関係者)

同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。

「タレントは圧倒的に立場が弱い。ましてやアイドルのように年若いとすればなおさらです。
それだけに、弱みにつけ込んでセクハラ行為に及ぶのは言語道断。この業界は一般社会と乖離している傾向が強く、
声を上げられて初めて自分がハラスメントしていることに気づく“化石”も少なからずいる。

特に演者出身、表舞台が好きなプロデューサーはそういう傾向が強いようです。
最近はタレント事務所から独立しても仕事ができるようになり、幸いにも被害者が告発できる状況にもなりつつあります。
このまま問題が尻すぼみにならないよう、外部の人間も継続して注目することが改善に効果的なことかもしれません」

圧倒的弱者であるアイドルを食い物にするやからには厳罰を下すべきだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb7d6d023a226690e743794e4321d0e67abc3182