7/27(月) 16:30配信
スポーツ報知

橋下徹氏

 27日放送のTBS系「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!」(月〜金曜・後1時55分)に、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が生出演。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中の政府の対応について言及した。

 橋下氏は「日本の政府行政で決定的に欠けているのは目安を出さないこと」とし、新規感染者数などの数字が「どういうふうになったら危ないのか、どういう状況だったらまだ大丈夫なのか、そのあたりの目安がない中で、我々はどれくらいの注意レベルなのかわからない」と話した。

 番組がフリップで、厚生労働省の示している都道府県が協力要請を出す目安「人口10万人あたり新規感染者数が2・5人に達した時」という数字を示し、東京都は12・59人と大きく上回っていることを伝えると、橋下氏は「最悪なのは、目安が形骸化してしまうことですよ。『それでいいの?』って。目安を出して、実態に合わないんだったら変えていくという作業をしていかないといけない」と語気を強めた。

 また、社会経済活動を止める、再開するなどの“アクセル”と“ブレーキ”の調整の仕方について「正解はないですよ」としながら、「誰がコントロールするのか。日本は政府がコントロールを始めようとしているんですよ。コントロールは地域に、知事に、もっといえば市長、村長に。各地域でコントロールをやるような動かし方にしないと。国の視点と地域の視点にズレが生じている」と指摘。そのための法改正を急ぐべきだとした。

 地域にコントロールを任せることについては、テレビ番組の制作に例えて、「知事、市長という名プロデューサーがいるんだから。(テレビ局の)社長が(直接)番組を作ったら、ろくでもないでしょう」と説明した。

https://amd.c.yimg.jp/im_siggH1inyxI8PgtMDEyci6E_rA---x640-y605-q90-exp3h-pril/amd/20200727-07270136-sph-000-2-view.jpg

https://news.yahoo.co.jp/articles/86cd566a8093d26237fc17a2b2b0829f487907fe