>>323
1.
対局時間が過ぎても現れなかった場合、現れなかった時間×3の時間分、持ち時間から引かれます。
そのため、対局開始から1-2時間経過しないと不戦勝は確定しません。
よくあるのが、対局場が東京将棋会館と関西将棋会館とを間違えて、そのまま不戦敗となるケース。
それプラス、戒告処分や罰ゲーム参加等のペナルティが課されることもあります。
(有名なのが、2016年の叡王戦で久保利明九段が対局開始時間を間違えて不戦敗。
 その時、対戦相手の豊島七段(当時)は1時間、中継のカメラが映ったまま、ずっと待ってたと…
  https://originalnews.nico/2712

ただし、交通機関による遅れは×3しません(そのままの時間をマイナス)。
また産休やインフルエンザ、新型コロナ等不可抗力であるものがわかっている場合は、延期となります。

2.
原則畳の上での対局になりますが、事情が判っている場合は椅子座の対局を例外的に認めています。
すべての対局で椅子使用が決まったのは加藤結季愛女流初段の対局。
加藤さんは先天性の筋疾患のため、この例外措置が認められることになりました。
https://www.shogi.or.jp/news/2019/09/post_1815.html

3.
公式ルール上は自分で駒を動かして手を離した瞬間に着手完了となります。
また、介助者の使用は禁じられております。

ただし、「全国盲人将棋大会」というものもあり、そこでは別のルールを立てて行っております。
(といっても、対局ごとになぁなぁでルールを決めます)
https://ameblo.jp/kobakenjump/entry-11643627472.html

これとは違う話になりますが、秒読み中に駒を落とした場合、
指で盤面部分を押さえ、どう指すかを言えば着手の代用と認められます。
https://www.shogi.or.jp/faq/taikyoku-kitei.html
実際にNHK杯で佐藤康光会長がそれをやってのけました。

盤面を指差して