横浜の親会社、日産自動車が、プレミアリーグの強豪マンチェスターCが所属する英国のシティー・フットボール・グループ(CFG)とのグローバル・パートナーシップ契約を再延長する方向で動いていることが18日、分かった。

 敵地の鹿島戦後に横浜の黒沢良二社長(64)が認め、CFGとの関係を解消するとの一部メディアの報道内容を否定した。

 「マリノスとシティフットボールグループの提携解消に関する報道がありましたが、現時点でそのような事実はございません。本件に関しては日産とCFGがスポンサーシップの契約更新に向け現在、協議を行っています。決まりましたら弊クラブからも報告させていただきます」と話した。

 

 日産自動車はCFGと資本提携を伴うグローバル・サッカー・パートナーシップ契約を14年7月に締結。5年契約が満了するタイミングだった1年前の昨年7月にも契約を延長した。

 CFGはグローバル・サッカー・パートナーシップ契約を受けて横浜の株式(20%未満)を保有する少数株主となり、マンチェスターCで培ったトレーニング方式、メディカルケア、スポーツサイエンス、チームマネジメント、コーチングのノウハウを提供してきた。

 クラブもCFGが持つ膨大な選手データを活用。昨夏もFWエジガル・ジュニオを負傷で欠いたが、すぐに代役としてFWエリキを期限付き移籍で獲得するなど迅速な補強に成功し、優勝への力となった。

 契約更新に向けて現在調整を進めており、決まれば近日中に発表される見込みだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/468250c30591747ec5392a6f80a931618ccbc703