2020.07.15
 大相撲の元関脇で十両栃煌山(33)=春日野部屋、本名・影山雄一郎)が15日、現役を引退し、年寄「清見潟」の襲名を発表した。この日、リモートで引退会見が行われた。
 「大阪場所で十両に落ちたことが決まって気持ちを決めた」とやり切った思い。昨年九州場所で1度十両に落ち1場所で幕内復帰。だが先場所、3勝12敗と振るわず、再び十両に落ち、いさぎよく決断した。
 高知県安芸市出身。明徳義塾高から春日野部屋に入門し、05年初場所で初土俵を踏んだ。幕内を77場所、三役は25場所務めた。06年秋場所で新十両、07年春場所で新入幕を果たした。三賞は2技能賞、2殊勲賞、2敢闘賞、6金星を獲得。
 小学校から同級生、元大関豪栄道(現武隈親方)とライバル関係。元横綱稀勢の里(現荒磯親方)らとともに「花のロクイチ組」として競い合った。何度も大関候補に挙げられながら失敗。12年夏場所で優勝決定戦に臨んだが、賜杯はあと一歩届かなかった。

     ===== 後略 =====
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