https://www.fnn.jp/articles/-/57909
2020年6月30日

覚醒剤を使用した罪などに問われた、元タレントの田代まさし被告の控訴審が6月30日、仙台高等裁判所で始まり、被告側は治療を続けるための減刑を求めました。

元タレントの田代まさし(本名:政)被告(63)は、去年11月、東京都内の自宅マンションで覚醒剤と大麻を所持したほか、覚醒剤を使用した罪に問われています。

仙台地裁は今年3月、一部執行猶予のついた懲役2年6カ月の判決を言い渡しましたが、田代被告は判決を不服として控訴していました。

30日から始まった控訴審で田代被告は、今年3月から薬物への欲求を抑え込む新しい治療に取り組んでいるとした上で、「治療プログラムは毎日続けることに意義があり、配慮をしてほしい」と減刑を求めました。
また、新型コロナウイルスに感染して亡くなった志村けんさんにも触れ、「師匠ではなく自分が死ねばよかった。志村さんは自分とのコントのときが一番生き生きしていたと周りの人から言われた。志村さんの死を無駄にしない」と話しました。

一方、検察側は控訴の棄却を求めていて、判決は7月29日に言い渡されます。

https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/6/700wm/img_f617655aed513e5abd665e8f753e986c46859.jpg