2020年06月30日 11時00分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1940127/

80年代の漫才ブームをけん引した「B&B」の島田洋七(70)が、新型コロナウイルス感染の拡大による影響で
失業状態に陥り、ユーチューバーに転身することを決めた。
「今年の3月からコロナの感染拡大で、講演会はすべて中止。楽しみにしていた人のために内容を収めた音源を、
 ユーチューブチャンネルにアップしたら、約1時間10分の動画に5万件くらいの視聴回数があった。僕らの芸は
 笑わせてなんぼ。本格的にユーチューブに力を入れることにしたんです」と話した洋七。
漫才ブーム後、自費出版した自叙伝「佐賀のがばいばあちゃん」が2004年に徳間書店で文庫本化されたことで
話題になり、以後、シリーズ累計1000万部を超す大ベストセラーになった。
とはいえこの間、所属していた吉本興業を離れることになり、テレビの出演は激減。
その代わりに「佐賀のがばいばあちゃん」をテーマに全国の講演会の仕事を中心に活動をすることにした。
現在まで講演会回数は4800回以上に及んでいる。
今回、この講演会が新型コロナの影響をモロに受けてしまった。
「3月から完全に止まっているからね。現時点で8月末まで全てキャンセル。だから仕事はゼロ。僕の講演会は
 500人、1000人の人が集まって聞くけど、基本的にはお年寄りが多い。この状況だと無理なんです」と洋七。
「佐賀の田舎に住んでいるとやることがなく、毎日歩くだけ。弟子たちには“とにかく生きろ”と言ってますが、
 かすみを食って生きられるわけがない。テレビがだめならユーチューブで笑かしたろ。ユーチューバーとして
 活動しますよ」