6/24(水) 10:19配信 時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc43284759cf9b4b3c28bca1574bbb3add9d5cb4

 日本ラグビー協会は24日、昨年のワールドカップ(W杯)日本大会が国内にもたらした経済波及効果が史上最高の6464億円だったとの調査結果を発表した。2015年イングランド大会の約2倍で、18年に大会組織委員会が試算した4372億円を2000億円以上も上回った。

 海外から24万人以上の観客が訪れ、その消費活動による経済効果が3482億円で全体の半分以上を占めた。訪日客の平均滞在日数は16泊で、1人当たりの消費金額が68万円超と高かったことが経済効果を押し上げた。

 日本代表が初の8強入りを果たしたこともあり、チケット販売率は99%を記録。ワールドラグビーのアラン・ギルピン統括責任者はオンラインの大会分析セミナーで「アジア初のW杯はあらゆる側面で成功した」と高く評価した。日本協会の森重隆会長は「小中学生の競技者登録が目立って増えた。普及と人気向上につながった」と捉えた。