「練習試合、西武4−3ロッテ」(14日、メットライフドーム)

 レジェンドの起用法が垣間見えた。試合後、ロッテ・井口資仁監督(45)は鳥谷敬内野手(38)について「ベテランで、ここぞという時の守備だったりも含めて経験値が彼の最大の武器」と明言。公式戦で“スーパーサブ”として起用する方針を示唆した。

 本番を見据えた12日からの西武3連戦はいずれも途中出場。この日は八回の守備から三塁に入り、九回の打席で遊ゴロに倒れた。1軍の紅白戦、練習試合を通じ、27打数1安打と打撃で本領は発揮できていないが、首脳陣の守備面の評価は高い。

 1軍の実戦で遊撃、三塁、二塁に入り、名手として抜群の安定感を示した。投手がピンチを迎えるとマウンドに駆け寄る姿もあり、指揮官は「内野を引っ張ってくれる」と百戦錬磨の男に期待した。

 開幕前最後の練習試合となる16日・巨人戦(東京ドーム)も踏まえての判断になるが、開幕後は守備固めなどで起用される可能性が高い。シーズン中も競争は続く。公式戦で実力を発揮し、レギュラー取りを目指すことになりそうだ。

6/15(月) 7:30 Yahoo!ニュース
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