2020.6.9 05:01
https://www.sanspo.com/sports/news/20200609/sum20060905010001-n1.html

 日本相撲協会の芝田山広報部長(57)=元横綱大乃国=は8日、報道陣の代表取材に応じ、無観客開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)について「2月、3月と5月の見解はどんどん違ってきている。コロナが出たから中止じゃなく、どういう状況なのかいち早く見極め、そのまま進んでいけるのか対処することが大事」とした。

 無観客開催だった3月の春場所は、力士ら協会員に一人でも感染者が出た場合は即座に打ち切る方針で実施。無事に15日間を全うした。

 芝田山部長はプロ野球やサッカーJリーグなど、他のプロ競技団体の動向も注視する意向を示している。新型コロナに感染した巨人の坂本勇人内野手、大城卓三捕手がPCR検査で陰性となり、早期復帰の時期を探っている状況なども考慮したとみられる。

 コロナ禍の影響で5月の夏場所は中止となり、「7月場所は無観客でいいから開催したい。(力士に)成績を残させてあげたい」と願った。