1990年代の東京をひたすら撮影 動画数百本を投稿したYouTubeチャンネルがすごい(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/751786942ccc6adc4819c73987095a6b01c8b5c5

6/6(土) 12:00配信

普段何げなく通り過ぎる街角も、数十年後には見たくても見られない特別な風景に変わっているかも……? YouTubeに投稿された、1990年代の東京街並みを撮影した動画がそんなことを思わせてくれます。

駅は今ではICカードでピッと入場できますが、自動改札が導入される前は駅員が手作業で切符を切っていました。1990年に撮影されたこの動画では、改札パンチ(正式名称:改札鋏)をカチカチカチカチ……と使い、通勤ラッシュを高速でさばく駅員さんの様子が確認できます。

動画を撮影したのは写真家・ビデオグラファーとして長年活動しているライル・ヒロシ・サクソンさん。1984年から東京に住んでいるというサクソンさんは、1990年ごろから独学で動画撮影や編集を開始。「Tokyo Video Project」と題し、東京の自然な街並みを撮影していきました。

サクソンさんのYouTubeチャンネルを開いてまず驚くのが、その物量。3年半で4台のカメラを使いつぶしたというだけあり、東京の街並みを収録した動画数百本がずらりと並びます。

まだビデオカメラが高価だった時代。サクソンさんはなぜ地味な「街並み」を撮影しようと思ったのでしょうか? 本人にインタビューしました。

後世に「こうだったよ」と伝えるため
――先日、新宿駅の動画がTwitterで話題になっていました。

サクソン あー、これは知りませんでした。

――他の動画も拝見したのですが、当時の生活や街の雰囲気が伝わってきて、非常に貴重な映像だと感じました。

サクソン ありがとうございます。当時撮影した目的はそれぞれの場所の雰囲気を記録するためだったので、それが伝わったのならとてもうれしいです。見た人が当時の場所を歩いて、見て回って、そこにいるかのように感じてもらえればいいなと思っています。

――当時はなぜ撮影を思い立ったのですか?

サクソン もともと写真を撮るのは好きだったので、サンフランシスコに住んでいたときも写真を撮っていました。それで東京に来てからも写真を撮り続けていました。

――動画は個人の鑑賞用に撮りはじめたのですか?

サクソン いくつかのビデオは友人や家族にも見せました。また、大学生の友人を介して他の学生にビデオを見てもらったところ、「つまらない!」「アクションがなく盛り上がりがない」「歌舞伎町が見たい! 芸者さんが見たい!」と、ばかげた残念な反応をもらいました。アホか! “普通の日本”の良さは、なかなか海外で理解してもらえません。

全文はソースで

1990 新宿駅JR有人改札 Shinjuku Manual Ticket Gates 901120
https://youtu.be/0AiKYn0mImU

Lyle Hiroshi Saxon - YouTube
https://www.youtube.com/user/lylehsaxon