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2020/06/05(金) 17:42:49.29ID:ICn8ULwc92020年6月5日
劇団「ナイロン100℃」を主催する劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)が、妻で女優の緒川たまきと新ユニット「ケムリ研究室」を結成し、9月に旗揚げ第一回新作公演『ベイジルタウンの女神』を上演することが決定した。
記者向けのオンライン映像でユニット結成披露を行なったKERAと緒川は、立ち上げの経緯や、今後の構想など力説した。ユニット立ち上げは、5〜6年程前から構想し、準備に時間をかけて結成。「ケムリ研究室」というユニット名は、実験基地を想起させる“研究室”と、2008年上演『シャープさんフラットさん』の、KERAが自身を投影したキャラクター“辻煙”にちなんで名付けられた。
KERAは「作風は、公演ごとにバラバラになると思います。旗揚げ作品『ベイジルタウンの女神』は『キネマと恋人』同様、間口の広い誰でも楽しめる作品になると思います。ふとした事から貧民街で暮らすことになった、俗世知らずの女社長を巡るコメディーです。頭の中には3本分くらい年一本か少なくとも二年に一度のペースで公演を打ちたいと思っています」と意気込む。
「創作のパートナー」と公言する緒川について「今回ユニットの企画者、主宰者ですので、若干今までと心持ちが違うと思います。世の中の方が目にしていない緒川たまきさんもいっぱいいるような気がしていますし、年輪を重ねて若い時には見せてこなかった幅も、もっと見せたいと思います」と語った。
緒川も「KERAさんが得意とされる群像劇以外でも、短くて少人数のお芝居など、今まであまりやって来なかったものも出来たらいいなと思っています。演劇と映画の繋がり方なども追求していきたいと思います。秋の新作も、演劇ファンのみならず、映画ファンの心もくすぐるようなものになればいいなと考えています」と胸を高鳴らせている。
『ベイジルタウンの女神』には、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子など、強力な話題のキャストが集い、「ケムリ研究室」の立ち上げを華々しく飾る。
9月に東京、10月に各地で公演予定。
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