J1名古屋は2日、新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たと発表した。同日夜に会見した小西工己社長は、感染者がトップチームのFW金崎夢生(31)だと明らかにした。金崎は1日に始まった全体練習を欠席して愛知県内の病院で検査を受け、この日、陽性と判定された。

 リーグの再開が決まった矢先に、新たな感染者が出た。小西社長によると、金崎はグループ練習が行われていた5月29日の練習後にけん怠感などを訴え、1日朝に38度以上の発熱がありPCR検査を実施。2日に陽性が判明した。現在は愛知県内の病院に入院中で、症状について「熱も下がっており、重篤な状態ではない」と説明した。

 県外への移動については5月14、15日に神奈川県の親類宅を自家用車で訪問していた。感染経路については「本人、保健所とも連絡をとったが、現在のところは分かっていない」とした。

 名古屋は1日に全体練習を再開。金崎は当日の練習を欠席した。クラブハウスを2つに分けるなど感染防止に努めてきたが、当面は全体練習を休止。保健所の指示に従いクラブハウスの消毒などを行うとした。今後は保健所の指示のもとで濃厚接触者などが決まる。

 Jリーグ関連では、3月30日にJ1神戸のDF酒井が選手では初の陽性となり、4月1日にはJ1のC大阪のGK永石、J2群馬のDF船津らが陽性となっていた。今回、それ以来となる陽性判定となった。

 Jリーグは2月25日に公式戦の中断を決め、5月29日にJ1を7月4日に再開すると発表していた。リーグに感染を報告した小西社長は「(今回の感染は)リーグには影響がないという話だった」と説明した。

6/3(水) 6:00 ディリースポーツ
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