「優しくて、優しくて…」

稀代のコメディアンの突然の死から2ヶ月あまり―。

3月29日、新型コロナウィルスにより、惜しまれながらこの世を去った志村けんさん(享年70歳)。
『ザ・ドリフターズ』のメンバーとしてバラエティ界を席巻、「変なおじさん」「バカ殿様」など数々の名物キャラを生み出し、日本中を笑いの渦に巻き込んできた志村さん。

私生活では毎晩のようになじみの店に顔を出し、隠れる様子もなく女性とともに街を闊歩するなど、こちらも「ザ・芸人」の生き方を貫いた。週刊ポストのインタビューでも「仕事のご褒美として酒と女がある」
「人生で女がいなかった時はないですからね。だって、いないと寂しいもん」と語る通り、その生き様はまさに豪快そのものだった。

北川景子似の美女・優子さん(仮名・28歳)もまたそんな志村さんの晩年のガールフレンドの一人だ。

「志村さんが亡くなったと聞いて、本当に言葉が出ませんでした。もっとテレビで皆さんを笑顔にさせる志村さんを見ていたかったです……」

優子さんは、いまでもその寂しさを解消しきれないという。志村さんとの思い出を記者に明かしてくれた。

「志村さんと初めて知り合ったのは18年の12月頃です。 共通の知人に呼ばれた麻布十番のカフェでの食事会で初めてお会いし、その日の内に志村さんから誘われて、男女の仲になりました。
その後、すぐに志村さんの方から『年明けに伊豆に行こう』と、年明けに3泊4日の旅行に誘ってもらいました。

志村さんは毎年、お正月は知り合いの方や番組のスタッフさんと旅行に行くのが定番と聞いていたので、『ところで、どなたが来られるんですか』と聞くと『2人で行こう』と言われて、またビックリで……」

一流芸能人でありながらもプライベートでも気取らない性格として知られる志村さん。その一面は優子さんとの旅行でも垣間見ていた。

「顔が指す人なので、旅行移動は車だと思っていました。そしたら志村さんの方が『電車で行きたい』と言い出して驚きました。
伊豆行きの電車の席を予約して、当日、東京駅で待ち合わせしました。

志村さんはお付きの人と車で駅まで来ていました。車内でも志村さんは変装する素振りもなく、周囲を全く気にしていない様子でした。
もちろん周りの人は志村さんには気付いていて、声をかけてくる時もあったので逆にこっちがヒヤヒヤしましたよ(笑)」

伊豆では海が間近に見える老舗高級旅館に宿泊。旅行中は部屋で過ごすことが多かったという。

「出掛けるのは朝と夕方の散歩だけで、あとはずっと部屋にいました。志村さんは基本的に寡黙な人なので、色んなお話をするというよりは本当にリラックスしてマイペースに過ごしていました。
部屋で志村さんはテレビを見たり、お酒を飲んだりしてましたね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/86e8c8e280f89736cfdd7717fbd22ca9e3ab678d
5/29(金) 10:02配信

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