世界最高峰のチベット名チョモランマ(エベレスト)の標高を再測定する中国の測量隊が5月27日午前11時頃、同山頂に到達した。
 測量技師8人と4人のカメラクルー合わせて12人の中国隊は、この日の午前2時10分、標高8300メートルのキャンプを出発。前日に登山ルートを設定したガイドが運んでおいた全地球航法衛星システム受信機、重力計、雪の深さを測るレーダー、気象測定器などを設置して測量を開始した。
 再測定は当初4月30日に予定されていたが、悪天候のため2度登頂に失敗。3度目で初めて頂上にたどり着いた。
 中国は1949年の建国以来、6度にわたってチョモランマの標高を測定しており、1975年と2005年に発表した標高は、それぞれ8848.13メートルと8844.43メートルと若干の差がある。
 山頂はネパールと中国との国境上にあり、北面はチベット自治区に属している。
(中国、5月27日、映像:CCTV+/アフロ)

2020.5.27
https://news.yahoo.co.jp/articles/5998634ccfc16030e1802a2b129b62ec359e1949