2020年05月26日 17時00分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1870041/

フジテレビが毎年放送していた特別番組「FNS27時間テレビ」を今年は中止すると決めた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、収録が困難と判断したためだが、ここ数年の視聴率不振から、来年以降も再開しないのでは?とささやかれている。
この「27時間テレビ」は日本テレビの看板番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」に対抗して、1987年にスタートした。
明石家さんまら大物お笑いタレントが出演したり、2014年には当時の人気番組「SMAP×SMAP」をベースに、SMAPが総合司会を務めるなど、様々な話題を振りまいてきた。
番組スタートから生放送スタイルをとってきたが、17年には収録部分を多くするなど大幅なリニューアルも。
さらに、例年7月だった放送時期を9月にずらしたりもした。昨年は11月に放送していた。
「フジテレビがイケイケのときには、全社挙げて番組を作ろうとの雰囲気はあったし盛り上がっていましたが、ここ数年は関わっている人員も大幅に減っていたそうです。
 それに作り手側の熱意も見えなかった」とはある制作会社関係者。
そのせいか平均視聴率も一昨年は7・3%、昨年は5・8%と下降線をたどっている。
そんな状況下での今回の決定だ。
前出の関係者は「番組としての役割は終えたのかもしれません。今回の中止が、番組を終了するいいきっかけになるのではないか」とも話している。