15日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月〜金曜・後1時45分)で、安倍晋三首相が39県に対し緊急事態宣言を解除した記者会見を伝えた。

 首相は、会見で人口10万人当たりの1週間の累積感染者数が0.5人以下などの基準を総合的に判断した上で、解除を決めたと説明。東京や大阪など、宣言が継続される8都道府県については21日に感染状況などを再評価し、可能であれば解除を検討する考えを示した。

さらに「コロナの時代の新たな日常を取り戻すスタートだ」と述べ、ウイルスへの警戒を怠らず、社会・経済活動を本格化させる意向を強調した。

 また、2020年度第2次補正予算案の編成に着手する意向も明らかにし、家賃負担を軽減する給付金の創設や、地方自治体向け給付金の拡充などを急ぐと説明。大企業から中小企業まで、資金繰り支援を強化するとともに、雇用調整助成金の上限額を特例的に引き上げ、日額1万5000円とする考えも示した。

 安倍首相の会見について、ジャーナリストの木村太郎氏は「安倍さんが一番関心があったのは恐らく、これ以上やってられないという声がまん延してるわけですよね。このまま政府の要請で自主規制をしてもらうと、それに対して責任を取らないといけないわけですよ、経済的にも」と見解を語った。

 続けて「それよりも安倍さんが重ねて言ってたのは、新しい日常って言葉を使ったんですよ。つまり生活の仕方を変えて、それでコロナを防いでください。もしダメだったら、もう一回、緊急事態宣言を出しますよ。今度は国民の生活の仕方を変えてください、もう私たちはあれこれ言わないけど、結果を見てますという言い方に変わっちゃったんですよ。ある意味では、国民に責任転嫁しちゃってる感じですよね」とコメントした。

5/15(金) 15:09 スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/43454d02f9466416b35c835de209b25f53877993

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